【一宮市】【工務店】小さな一室に上質さと個性を宿すデザイン設計
2025/12/05
**【施工事例】新築住宅のトイレ空間
— 小さな一室に上質さと
個性を宿すデザイン設計 —
住まいづくりにおいて、
トイレは床面積としては
決して広くない空間ですが、
日々の生活の中で使う頻度は非常に高く、
快適さやデザインの
良し悪しが暮らしの満足度に
大きく影響します。
今回ご紹介するのは、
新築住宅において
最初の段階から
空間全体を設計し、
素材・色・光のバランスまで
丁寧に計画したトイレ空間です。
お施主さまからのご希望は、
「少し個性的で、落ち着けて、
使いやすい。
毎日入るたびに
好きだと思える空間にしたい」
というものでした。
新築だからこそ、
壁の構成、配管位置、照明の計画まで
自由度を持って設計できるため、
ひとつの“部屋”としての
完成度を追求することができました。
ここでは、
そのこだわりと
設計の工夫を詳しくご紹介します。
■ 主役になる一色。
深みのある赤が空間の印象を決める
目に入った瞬間に印象を
決めるのが、便ふたの深い赤色。
バーガンディ系の落ち着いた赤は、
一般的な白いトイレ空間とは
一線を画す存在感を持ち、
視線の軸をつくる
“デザインの主役”となります。
新築のトイレでは、
床・壁・天井のバランスが
整いやすいため、
差し色をひとつ置くことで
空間がぐっと引き締まり、
洗練された雰囲気が生まれます。
照明が当たることで
ほのかな光沢が生まれ、
柔らかく上品な表情に。
“派手すぎない個性” が欲しい
というお施主さまのイメージに
ぴったりのカラーとなりました。
■ 壁紙は上下で質感を変えて、
やさしさと奥行きを演出
● 下部:ホワイトウッドの柔らかな清潔感
下部には木目が美しい
ホワイトウッド調の
クロス を採用しました。
白すぎない自然な木目が、
空間を明るく見せつつ
落ち着きも与える万能素材です。
トイレは狭く見えやすい空間ですが、
ホワイトウッドのような
柔らかい色味の木目を使うことで
「明るいけれど刺激がない」
という理想的な印象が生まれます。
● 上部:木立のシルエットが広がりを
感じさせるアクセント
上部には、
白樺の幹のような木立模様の
クロスを配置しました。
シンプルで優しい柄ですが、
にすっと伸びるラインが
空間に高さを感じさせ、
“広がり”と“奥行き”を
自然につくります。
新築の段階から
設計できる利点を生かし、
壁紙の貼り分け位置も入念に計算。
腰壁のような見え方になる
絶妙なバランスにすることで、
落ち着いた雰囲気と
個性が調和する
空間に仕上げています。
■ 床は大胆に。
幾何学模様のデザインで
空間が引き締まる
床には、
トイレ空間に少し遊び心を
添える幾何学模様の
クッションフロアを選びました。
色味は落ち着いているため
壁紙と喧嘩せず、
模様がリズムを生み、
視線を下方向へ向けたときに
華やかさを感じられます。
新築では床材の貼り方や
立ち上がりの処理まで
美しく仕上げられるため、
柄のつながりが
ダイナミックに感じられるのも魅力です。
柄物の床は勇気がいる選択ですが、
「小さな空間だからこそ活きるデザイン」
という考え方で採用しました。
結果として、
壁・天井・設備との調和もよく、
毎日使う場所に
ちょっとした楽しさを届けてくれる
仕上がりになっています。
■ 安心して使える両サイドの手すり
新築の段階から
トイレの構造を決められるため、
壁下地を強化したうえで
両サイドに手すりを
取り付けました。
白い手すりは空間に馴染みつつ、
動作の補助として非常に役立ちます。
使う人が変わっても安心でき、
長期的にもメリットの大きい設計です。
新築だからこそ、
最初から“必要な高さ・位置・間隔”に
合わせて下地を
入れられるのは大きな強みです。
■ スリムで便利なカウンターを配置
右側には、
収納ではなく“置けるスペース”
としての スリムカウンター を造作。
スマホ、ハンカチ、芳香剤などを
置けるだけで、
使い勝手は大きく向上します。
色は自然な木のぬくもりを
感じるライトブラウン。
壁紙や便器の色と優しく馴染み、
空間の統一感を高める
一役を担っています。
■ 木目の吊り戸棚で
収納力とデザイン性を両立
壁の上部には
ナチュラルウッドの収納を設置。
トイレットペーパーや
掃除用品をすっきりと
隠せる“見せない収納”です。
丸みを帯びたデザインが
空間をやわらかく見せ、
トイレ全体の優しいトーンを
崩しません。
新築だからこそ、
サイズも色味も空間に
ぴったり合わせて
製作できるのが魅力です。
■ 照明は
「影をつくらず、空間を美しく見せる」
配置に
照明は、まぶしすぎず、暗すぎず。
トイレという空間に最適な
バランスを大切にしました。
便器背面にはほんのりと
光を落とす照明を配置し、
木立模様の壁紙が
柔らかく浮かび上がるように設計。
まるで森の中の
一室に入ったような、
穏やかな雰囲気に包まれます。
光の位置と広がり方は
新築設計の段階でしか
調整できない部分。
その自由度を活かし、
空間の“空気感”まで整えています。
■ まとめ:新築だからこそ叶った、
デザインと快適さの共存
今回のトイレ空間は、
新築というベースがあったことで
・配管位置
・照明の配置
・壁紙の貼り分け
・収納計画
・手すりの下地
・カウンターの造作
すべてを計画し、
ひとつの完成された
「居心地の良い空間」
としてまとめることができました。
深みのある赤のアクセント
やさしい木目
木立模様の穏やかな表情
遊び心のある幾何学床
便利で安心な手すりやカウンター
柔らかな照明
それぞれが役割を持ちながら調和し、
小さなスペースに
豊かなデザインが広がる場所
となりました。
「トイレが好きな空間になると、
家の印象が変わる」
という声をいただくことも多く、
今回の施工もまさに
その言葉を象徴する仕上がりです。
これからも、
“小さな空間に大きな心地よさを” を
テーマに、
お施主さまの
毎日を豊かにする空間づくりを
続けてまいります。


